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構造タンパク質の学術的探究

タンパク質素材を自在に使いこなし、広く社会に普及させるために私たちが培ってきた技術は、実に多様で分野横断的な知見の集積に基づいています。なかでも私たちの技術の中核にある構造タンパク質の特性を実現するメカニズムをひも解く研究分野にはまだ未知の部分が多く、まさしくフロンティアであると言えます。この未開の領野を切り拓くには、学術界・産業界双方の知を高次に、かつ有機的に融合させることが不可欠です。

私たちは学術界の知を参照し、また構造タンパク質の素材産業化に向けた新しい試みのなかで得られた知を還元し続けることで、学術の世界と共に持続可能な未来を形作ることができると考えています。天然のクモ糸やカシミヤといったさまざまな種類のタンパク質の研究に私たちが取り組むのは、背景にそのような動機づけがあるからです。構造タンパク質が持つ素材としての豊かな可能性を探究し、産業化に向けて求められる特性を追求すること、そして、構造タンパク質素材の産業化・普及化が、人類社会、ひいては地球環境にどのような意味をもたらすのかを考究し続けること。これらのテーマは、学術界と産業界が共に力を合わせることによってこそ、加速させることができるのではないでしょうか。